有機JAS認証のオーガニックコーヒー生豆を選ぶ理由
<コーヒーと農薬>
一般に、コーヒーの栽培・消毒(くん蒸)に農薬が使われます。
また、コーヒー生豆の輸入検疫時に害虫が見つかって農薬で消毒(くん蒸)されることもあります。これは栽培時に農薬を使用されていない生豆であったとしても例外ではありません。
<有機JAS認証の場合>
有機JAS認証のあるコーヒーであっても、栽培時に農薬を使用されている可能性はありますが、有機JAS規格で使用できる農薬が定められています。
また、輸入の植物検疫において農薬で消毒(くん蒸)された場合には、有機JAS認証マークを除去する必要があります。
つまり、国内販売時に有機JAS認証のあるコーヒー生豆は、輸入時の植物検疫で害虫が見つからなかった=消毒(くん蒸)されていません。
<気になる消費者ができる選択>
「できる限り農薬を避けたい消費者ができるベストな選択」は以下①②のいずれかです。
①有機JAS認証マークのある商品
②有機JAS認証マークはないが、有機JAS認証生豆100%使用で焙煎されたコーヒー豆
有機JAS認証でも農薬が使用されている可能性はゼロにはなりませんので、100かゼロではなく、どこまで減らせるかという視点で、より良い選択をしていくしかないのだと思います。
●自家焙煎店で有機JAS認証マークがある商品をあまりみかけない?
とは言え、有機JAS認証マークのあるコーヒー豆は、スーパーなどで販売されている大手メーカーの商品ではたまにみかけますが、注文後に焙煎するような鮮度の高いコーヒー豆を販売している自家焙煎店ではあまり見かけないような気がします。
有機JASマークをつけて販売するためには認定業者になる必要があり、申請には手間も費用も掛かることが理由かと思われます。
弊店も認定業者ではございませんので、商品には有機JASマークもありませんし、「オーガニックコーヒー」や「有機コーヒー」とも謳っておりませんが、「有機JAS認証のあるコーヒー生豆を100%を使用している」ことを記載しております。
コーヒーに使用される農薬が気になる方は、自家焙煎店でコーヒー豆を買うときに、有機JAS認証マークはなくとも「有機JAS認証の生豆を使用しているか」を確認することで購入できるお店の選択肢が広がるのではないかと思います。
逆に、商品ページに原材料の生豆について「農薬不使用」等の記載があったとしても、原材料の生豆に有機JAS認証がない場合には、輸入の検疫時に農薬で消毒(くん蒸)されている可能性があります。
コーヒーは広く世界中で飲まれていますし、残留農薬の基準値もあって検査が行われていますので、気にならない方が大多数だと思います。
一方では、私のように「毎日飲むものだから、可能なら農薬使用が少ないものを選びたい」と思う方もいらっしゃることでしょう。
弊店としましては、気になる方々にとっても、気にならない方にとっても1つの選択肢となれれば嬉しいです。
長くなりましたが、弊店「自家焙煎珈琲まめいる」は、上記のような理由で有機JAS認証のコーヒー生豆を100%使用しております。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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